スト2進化に伴うリュウとケンのキャラ性能の違い
リュウとケン、格闘ゲームにおいて、その名を知らないプレイヤーはいないほど有名になったこの2キャラ。実は、この2人は前回もお伝えさせて頂いたが、同門同士の格闘家である。
リュウとケンは剛拳(ごうけん)師匠の下、共に修行に励んだ門下生。轟鉄(ごうてつ)の弟子がリュウとケンの師匠剛拳と、さつ意の波動を極めし者、豪鬼である。豪鬼は自分の師匠轟鉄をさつ意の波動で倒したんだったよな?
リュウとケンは初代ストリートファイター2においては全く同じ通常技、必殺技であったが、スパ2Xから、そのキャラ性能はかなりの変更点が生まれた。
この似て非なれどのリュウとケン、ダイヤグラム上ではどのくらいの比率かというと・・・。
リュウ(5.5) : ケン(4.5)
と若干、リュウ有利となっている。
この若干、リュウ優勢の違いの原因は・・・
波動拳のリュウか昇竜拳のケンかで明暗が分かれたのだ!!
同じ門下生でも、各々が持つ通常技、必殺技にはかなりの性能面で違いがあり、その違いがキャラの強さを分けるダイヤグラムへと直結して行ったのである。
今回は、そんなリュウとケンの特殊技、必殺技の違いの検証と一進一退の攻防の中で2キャラの優劣について、スト2魂全開でお伝えしていくんで期待してくれよなっ!!
リュウとケンのキャラ性能違いにおけるダイヤグラム分析
それじゃあ、いくぜぇ~。リュウとケンの必殺技と言えば、波動拳・竜巻旋風脚・昇竜拳の3つ。このうち、竜巻旋風脚においては1HITで相手をダウンさせるリュウとダメージは軽いが多段HITでコンボに繋げる事の可能なケンに性能差が生まれた。
しかし、実際のバトルの中で決定的なダメージを与えるものといえば、残りの2つ、波動拳と昇竜拳である。この2つの必殺技にかなりの性能差が生まれキャラ独自の強さも変化したのである。
【これが優勢と言われるリュウの持つ波動拳の強さだ】
弾の打ち合いにおいては、両者ほぼ互角となる。しかし・・・リュウの波動拳におては相手への接触面接がかなり広い、よって対空で用いたり、相手の前飛びを阻止する効果が絶大となった。
さらに!?
至近距離からの中足HITからの大灼熱波動拳~!!
これが、リュウとケンの波動の強さに天と地の性能差が生まれた結果となったのだ。中足確認からの灼熱波動拳でダウンを奪えるリュウに対し過去のシリーズ同様、コンボの一環としての役割をもつケン、これこそが「波動のリュウ」を決定付けたと言えよう。
【昇竜拳におけるキャラ性能差による強さ】
しょ~りゅ~け~ん!!
おわっ!?
驚くなかれ!!このリュウとケンが昇竜拳を同時に発動させたら何とケンがリュウをぶっ飛ばす結果に!!そう、昇竜拳においては
リュウよりもケンの方が滞空時間が長く、若干斜め前方に発動するのだ!!
これにより、ケンの昇竜拳は絶大な威力を持つことになったのである。さらに、さらに!!
見よっこれがドラゴンダンスだ!!
リュウがケンの昇竜拳をガードその後、攻撃を繰り出そうと手足を出した瞬間にケンの二発目の昇竜拳がHIT!!HIT!!
実はこの昇竜ダンス(※別名ドラゴンダンス)と呼ばれるケンの昇龍踊りは、昇龍拳着地間際の隙がものすごく少なく相手の投げや、足払いを跳ね返す力があるのだ。
しょ~りゅ~!!しょ~りゅ~!!しょ~りゅ~!!
これを連発すれば無敵じゃね?
そう思われる方々もいるかもしれないが、一瞬無敵時間があるだけで、相手の技と交差した際に威力を発揮するというものなので、飛び道具が来たら食らってしまうし、早めのカウンター足払いには負ける。
しかし、それでもこのドラゴンダンスの威力は絶大で、
なにぃ~~~!?
と思わせるようなカウンターHITの場面を生み出す奇跡のテクニックと言えよう。リュウの昇竜拳に比べて技の発動も早く、一撃性も秘めているケンの昇竜拳。ここに「昇竜拳のケン」を決定づけた由来がここにある。
スーパーコンボの強さにおける両者の性能差比較
今度はスーパーコンボにおける両者の性能差の検証といこう。もう、これは圧倒的にリュウ有利にあるのは間違いない。リュウはスーパーコンボゲージが溜まれば今までと違った驚異的なキャラに変身するのだ!!
【相手の飛び道具を見てからの真空波動け~~ん~~~!!】
これよ、これっ!!
リュウ最大のキャラ性能の強さの秘密はスーパーコンボ発動可能時の状態にありっ!!
これは、本当に驚異的な強さである。なんせ、相手の飛び道具は全て打ち消され貫通するからだ。この、いつ真空波動を打ってくるのかわからないプレッシャー。相手はこのプレッシャーにたまりかねて飛び込んで迎い撃ちされるというわけだな。
さらに、この真空波動拳は通常技とキャンセルで組み合わせて発動させることで中足真空波動拳などの恐ろしい威力を発揮するのだ。
では、ケンはどうかというと?
昇龍裂波~~~!!!
相手がもう少しでKOする際の削り要素に最適。基本編でお伝えした小足HIT確認からのコアコア裂破が最大の威力を発揮するが、これは相当な熟練度も必要だし、ミスればカウンターが待っている。よって、やはりスーパーコンボでもリュウが優勢な状態にあると言えよう。
両者の戦いの中における高度なテクニックを攻略せよ
ここまで、リュウとケンの性能差を述べてきたわけだが、最後に各々のキャラにおける立ち回り指南といこう。さんざん、リュウの性能面ばかり褒めてきたわけだが、両者のダイヤグラムを思い出してほしい。
リュウ(5.5 ) : ケン(4.5)だったよな?
ここまでの性能を見ているとリュウ(6.5): ケン(3.5)ぐらいに思えるかもしれないが、そこは紅(くれない)のケンである。
このままで終わるはずがなかったのだ!!
飛び込み大パンチ ➡ 空中竜巻 ➡ 足払い ➡ 相手の起き上がり時に重ね昇龍拳
さあ、どうだ?
このケンのコンボが超絶かっこい、そしてピヨリ値が高い。足払いまでで、相手のピヨリにほぼほぼリーチがかかる。あと一発は相手の起き上がり時にどう1HITを与えるか?
相手の起き上がり時に意表をついた稲妻かかと落としでもよし、通常当て技をガードさせてから投げにいくとみせかけてからの昇竜拳でもよしだ。また、ケンはスパ2Xから投げ技に「ひざ掴み」が導入されたことで投げの面でリュウに差をつけた。
実は、ニュートラル(無防備状態)だとガード時に比べて相手の攻撃の範囲を狭める効果があるのだ。
上の画像のリュウの足払い、これHITしてるように見えるが実はHITしていない!!その足の戻り時に一気に歩み寄り、ひざ掴みを炸裂させるのだ~!!
このひざ掴みがまた鬼レベルの技で掴み間合いが広い上に、ダダダダ~と掴み後のキックボタンを連打することで相手の体力ゲージをガツガツ奪う事が可能。
これで、ダイヤグラム差がなくなりリュウに近づけたというわけだな。この両者のほぼ対等な条件下、ハイレベルなテクニックのぶつかり合いで勝敗が決まる。
これも、さきほどのケンの間合いをつめたひざ掴みの応用となる。通称、刺し返しとよばれる足払い合戦だ。相手の足払いの戻り時のガード不能状態時に足払いで刺し返す高度な技。これは相手の動きをよく見て、発動させなければならず、かなりの高等テクニックといえよう。
これが出来るかできないかで勝敗にかなり起因する!!
人間はコンピューターではないので完璧に対応するのは無理かもしれないが、相手が少し離れた距離から足払いを打ってきたら、一歩踏み込んで足払いを発動させる癖をつけておこう。そうすることで、自然と手先が反応し、対応できるように・・・ならね~なw
最後はリュウとケンの18番!!
波動で飛ばせて昇龍で叩きおとす!!(※通称、鳥かごだぁ~)
今さら鳥かごかよ・・・そう思うプレイヤーほど、リュウとケンを使いこなせていないと断言してもいい!!
これは上級者でも間に合わない時は本当に間に合わない。相手の飛び込みに対して、「あっ!!」と気付いた時には間に合わず、ガードしてしまうようであれば、それはまだまだ二流だ。
相手が飛んできた際にどこで気付くか・・・最低限、上の画像の位置(※飛び込んだケンの上体が戻った局面)で昇竜拳コマンドを入力しないと間に合わないぞぉ。
しゃがみを活かし、一瞬のチャンスに昇竜拳を叩きこめ!!
これが出来る様になるためには常に、「上を通さない意志力」を持ち続ける事だ。人間とは不思議なもので、次の行動を予測し意識し続けていることで対処速度が変わる。スト2においては、コンマ何秒で展開が左右する世界。
この意識配分下でスト2プレイヤーのレベルが格段に上昇する。是非とも、戦いの中に意識力を取り入れ活路を見い出してくれよな。
とまあ、リュウ・ケン戦はかなりヒートアップして長くなってしまったが、それだけにこの両者のバトルは熱いものがあるのだ。
波動のリュウ、昇龍のケン、きみはどちらを選択するか!?
その答えは、自分のファイティングスタイルで選ぶべし。
熱き波動を胸に秘め、いざ放たん波動の力!!
ひょっとして、自分と同じように、今もなおスト2歴20年を超えるプレイヤー達が現役でいられるのは「波動の力」が体内に満ちあふれているからかもしれないぞぉ~。
コメント一覧
リュウ:角温泉!!
ケン:竜巻旋風ケン!!
たつまきせんぷ~けん(※By初代ストリートファイターボイス音w)
竜巻旋風脚とかスピニングバードキックってどうやったらあんなに回転になるんですかね笑
あの回転は人の域を超えた脚力が作り出す技。
日頃の修練だけが可能にするヨガ~(※あれっ?なんでヨガ?)